掃除をすると家中ピカピカになって嬉しい!
でもその掃除が環境負荷をかけていたら、回り回って結局自分のところに戻ってくるかも…。
「でもさ、自然素材の洗剤って汚れおち、よくないよね?」
と思いませんか?
食器の茶渋、ガスコンロのベタベタ汚れ、鍋の焦げ付き、魚の臭いなどのキッチン周り。
意外と手強い子供の\黒ずんだ上履き汚れ/もスッキリ!
自然素材なのに汚れが落ちる、使える洗剤の種類と使い方をご紹介!
せっかく掃除をするなら自然素材の洗剤を使って、環境にも悪くなく家中ピカピカにしたいですね!
自然素材の掃除でピカピカ!洗剤は5つで十分!
自然素材の掃除で大活躍の洗剤:重曹
重曹はふくらし粉と呼ばれ、蒸しパンに使われたり今でもベーキングパウダーとして食べられているほど安心で自然な素材です。
油汚れや茶しぶ、食品、皮脂から出る汚れに向いています。
重曹は粉のまま汚れにふりかけてお風呂の黒ずみなど擦って汚れを落としたり、1%の重曹水にしてキッチンペーパーに含ませてガスコンロ周りのパックをして汚れを浮かせたりします。重曹パックで落ちるのは軽めのガスコンロ周りの汚れ。しっかりこびり付いた油汚れは、重曹を入れたお湯でお風呂のようにつけ置いてから擦るのがおすすめです!
鍋が焦げついてしまった時も、重曹を入れたお湯を沸かしてぐつぐつ煮ると自然に焦げが剥がれてきたり、剥がれなくてもヘラなどで撫でると浮いてきます。
重曹は、振りかけるように蜂蜜の入っていた容器など、ふりかけやすい容器に移し替えておくと汚れに気がついた時にすぐに便利に使えます。
自然素材の掃除で大活躍の洗剤:クエン酸
クエン酸は、水あか、石鹸カス、アンモニア臭や魚の臭い、タバコなどの嫌な臭いを落とすのに向いています。
魚を焼いた後のフライパンやグリルにクエン酸水をスプレーしておいてから洗うと臭いがスッキリします。
また、トイレ周りに吹きかけて拭いておくと、男の子のいる家庭でも臭いが気にならなくなります。(クエン酸スプレーにアロマをプラスするのもおすすめ!=香りでごまかさずに、汚れを落とした上に香りもさわやか♪)
自然素材の掃除で大活躍の洗剤:35%に薄めたアルコールスプレー
キッチン周りの消毒と軽い油汚れ落とし、電子レンジやオーブンの中の掃除、窓拭き、鏡の汚れ、さらにカビの生えやすいところ(畳、クローゼット)に向いています。
消毒に使うエタノールを50%程度に薄めてスプレーボトルを作っておきます。
子供が近くにいるときや、子供に掃除をしてもらうときは、アルコールの揮発があるので35%程度に薄めるか、他の掃除をお願いする方がいいかもしれません。
自然素材の掃除で大活躍の洗剤:石鹸
固形タイプ、液体タイプ、泡タイプ、どの石鹸も大活躍です!
洗面台に置いておいて、手を洗うついでに洗面台の中も外も、水で流せるところを洗う。トイレに石鹸のポンプごと持っていって、便器の中に泡をプッシュしてブラシで擦れば、あっという間にピカピカです!
子供の上履きも石鹸をブラシにつけて擦れば綺麗になりますね!
自然素材の掃除で大活躍の洗剤:過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)
酸素系漂白剤は、衣類の染み抜きやカーテンなどつけおき洗いで使えます。除菌力が高いので、子供が嘔吐した後のシーツや衣類の除菌目的で使うこともできます。
また、子供の上履きや靴の汚れがひどいときは、ジップロックのような密閉できる袋に、お湯と酸素系漂白剤を入れて溶かし、その中に靴類をつけおきすると、それだけでも綺麗になります!
酸素系漂白剤は『漂白剤』という名前だけあって、環境に悪いイメージがありますよね。
しかし、酸素系漂白剤は分解されると重曹(炭酸ナトリウム)と酸素と水になります。
分解された後のことまでわかると、抵抗なく使える酸素系漂白剤です!
(塩素系漂白剤は強い匂いがありますが、酸素系漂白剤は匂いもありません。)
掃除良い香りを出したい時の自然素材の香料は?
自然素材の掃除道具って香りがないんですよね。
慣れてしまえば香りがないほうが心地良いと感じる方も多いのですが、香りが欲しいところもありますよね。
自然素材の掃除で香りが欲しいならアロマがおすすめ!
アロマならなんでもいいわけではなく、100円程度で売っているアロマは植物の純度が低いので環境負荷をかけてしまうこともあります。
できれば100%ピュアな商品を選びたいですね!
トイレ掃除には、ユーカリやローズマリーなど、森林系の香りが人気です。
フラワー系の香りが好きなら、ゼラニウムやラベンダーなど、が人気が高いですね!
比較的、誰でも抵抗感が少ないのは、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系が人気です!
自然素材の掃除で香りが欲しいならオレンジ・レモンの皮もおすすめ!
洗面台やシンク周りなど、水回りの掃除ではオレンジなどの皮が大活躍です!
汚れも落ちやすく、ほのかに香りもします。
掃除後にもしっかり残って香りを楽しめるほどではないですが、充満しすぎない香りが自然素材で掃除している満足感にもつながります。
自然素材の洗剤を使っての掃除で、これ以上地球を汚さない
水槽に一滴、食器洗い洗剤を落としたら、その中を元気に泳いでいた魚が急に止まり、横になってプカーっと浮いてきた映像を見たことがあります。
「これを使い続けますか?」と投げかけられて
「はい!使い続けます。使い慣れているし、汚れも良く落ちるし便利ですから!」とは答えられませんでした。
いつも食器を洗っている水は海に流れていきます。
下水場で処理してくれていても、洗剤のような物質は濾過されて流れる水と分離されるだけ。柔軟剤などの香り成分やスクラブ洗剤などマイクロプラスチック問題もあります。
毎日の掃除や洗濯に洗剤を一切使わない生活はなかなか考えにくいですが、私たちも暮らしていく未来、子供達に繋いでいく未来のためにもせめて自然素材の洗剤を選んで環境負荷を少なくしていきたいものです。
自然素材の洗剤を使っての掃除まとめ
自然素材の掃除で使える洗剤5つ
- 重曹
- 35%程度に薄めたアルコールスプレー
- クエン酸
- 石鹸
- 酸素系漂白剤
ご紹介してきました。
これらの洗剤を活用して環境負荷をほとんどかけずに、食器の茶渋や、水回りなどもピカピカに綺麗にできます!
家の中も綺麗に保ちたいけど、地球もこれ以上汚さないように、自然素材の洗剤を活用してお掃除していきたいです。